インプラントに関するインタビュー
失われた歯を取り戻す治療法として知られるインプラント。
今回は、歯科コンサルタントとして2,000名以上のドクターと面談し、患者様目線でインプラントについて取材を続けている、ベンジーブラザース株式会社代表の和泉勇輝氏(以下、インタビュアー)をインタビュアーに迎え、国内外のインプラント学会などで活躍している当クリニックの 金田徳煥理事長(以下、金田先生)に、インプラントについて対談してもらいました。
【インタビュアー】インプラントにおいて多数の治療経験をお持ちの金田院長。治療に際して、こだわっている事はありますか?
【金田先生】高度な技量を要求されるインプラント治療において、経験値は重要です。しかし、経験を積めば積むほど、「インプラントを安全確実に埋入できるか?」だけでなく、「患者様が末永く満足でき、安心して噛める歯をご提供できるか?」を重要視するようになりました。
患者様がインプラントに求める事は、さまざまです。「総入れ歯のぐらつきを安く解決できないか?」とのお悩みの方には、入れ歯を固定するためのインプラントを数本 だけ埋入し、費用を抑えたりします。また、「なるべく短時間で治療を済ませたい」と言う方には、「即時法」という最新技術を使い、埋入当日から食事ができるようにも致します。
事前のカウンセリングを充分に行う事で、「患者様のご要望を的確に把握」し、「それぞれのご希望に沿った治療」が出来ると考えております。
【インタビュアー】ヨコハマデンタルオフィスの特徴は?
【金田先生】他院では不可能と言われた症例でも、当院では治療可能な場合が多いと言う事でしょうか。 特に、「骨が薄くてインプラントを埋入出来ない」と他医院でサジを投げられた方を、当院で治療するケース事が多いですね。 「サイナスリフト」という治療方法なのですが、まず、薄くなった顎の骨に骨組織を移植し、骨を丈夫にしてあげます。その上で、インプラントを埋入する治療法です。
一般の医院ではほとんど症例がございませんが、当院の治療法での症例経験数が非常に多いという事が、当院の特徴の一つですね。
【インタビュアー】印象に残る患者様は?
【金田先生】今も家族ぐるみで交流を続けているのですが、静岡県在住の女性患者様ですね。歯の具合が悪く、食事を満足に楽しめない事で来院されたのですが、インプラント治療によって、すっかりお悩みを解消出来ました。
この事を大変喜ばれ、私の家族(小学2年生の息子と、幼稚園の2人の娘)にも美味しい野菜を食べて欲しい!と、自家菜園のお野菜などをしばしば送って下さいます。子供達も、大変喜んで野菜を食べていますよ。「食事を楽しめる喜び」を皆で共有できる事を、歯科医師としてとても嬉しく思いますね。
【インタビュアー】治療に際し、心がけておられる事は?
【金田先生】インプラント専門医ならではのお話(カウンセリング)ですね。
インプラントの事を知ってもらい安心して治療を受けていただくため、患者様が安心・納得されるまで、しっかりとカウンセリングを行います。また「この症例には、この治療」という決まった形はありません。個々の患者様にピッタリ合った治療法を見つけるためにも、時間をかけ徹底的に患者様とお話する事を心がけています。
当院では「個室カウンセリング室」をご用意しておりますので、人目を気にせず何でも話せると好評です。静岡や千葉など、遠方から起こしくださった患者様にも、「来て良かった!」とご満足いただいていますよ。
【インタビュアー】他には何かございますか?
【金田先生】明確な料金提示、アフターケア(定期メンテナンス)ですね。インプラントは、患者様のニーズが多岐に渡る治療法 です。これは、技術面だけでなく、費用面、将来性の面も含めてです。いくら失った歯が取り戻せるからといって、費用を無尽蔵にかけて良い訳ではありません。 「いかにして様々な難症例に対応し適切なインプラント治療が出来るか?」これは、自由診療に携わる医師として大切な事だと私は考えます。
また、将来性も然りです。 インプラントは、丁寧にケアしていただければ一生ものです。そのため、定期メンテナンスは必須なのですが、その際、患者様とのコミュニケーションを何より大切にしています。「次に来るのが楽しみ」と思っていただける交流が定期メンテナンスを定着させ、インプラントを長持ちさせるヒケツの一つだと考えています。
事務的な歯のチェックだけでは、患者様もつまらないでしょう?(笑)
【インタビュアー】そのような姿勢で先生やスタッフの皆さんが接してくれると、患者様としても来院しやすくなりますね。
本日は、本当にありがとうございました。
【金田先生】こちらこそ、ありがとうございました。